『不思議の国のアリス』の挿絵で一番有名なのは、イギリスのイラストレーター、ジョン・テニエル(John Tenniel:1820〜1914)です。
テニエルは、その作品の高い芸術性やユーモア溢れる個性的な表現、動物の生態への豊富な知識をダグラス・ジェロイド(Douglas Jerrold)に買われ、イソップ童話などの挿絵を依頼されました。
これは1848年に出版されています。
テニエルは、 カトリックとの対立により『パンチ』を去ったリチャード・ドイル(Richard Doyle)の代わりとしてマーク・レモン(Mark Lemon)に誘われ、1850年のクリスマスから風刺漫画誌『パンチ』のスタッフとして参加するようになりました。
彼は、19世紀半ばから約50年間にわたり『パンチ』で数多くの風刺漫画を手がけています。
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