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ジークレーアートのビブリオポリ

ナタリー・パラン

フランスの挿し絵画家、ナタリー・パラン

N.パランとその作品について

ビブリオポリ-パラン ナタリー・パラン( Nathalie Parain、1897-1958 )は、ウクライナ出身のイラストレーター、デザイナーです。
Stroganov Instituteにおいて初期の訓練を受けた後、ヴフテマス(国立高等芸術技術工房)で造形に関する一般原理を学びました。
パランの鋭い色彩感覚や平面的な造形はここで培われたといわれています。その後、ソ連構成主義的前衛作家として活躍ました。

モスクワのフランス大使館で文化局長を務めていたライター、エッセイストのBrice Parainと出会い、1926年に結婚、1928年にはソ連を離れ、パリに移住しました。
イラストレーターとしての彼女のキャリアは、Gallimardのアルバム「Mon Chat」(児童画に応用されたロシア構成主義的美学の好例)のリリース(1930)に始まりました。
この出版物(Andre Beuclerのテキスト)の成功をきっかけに、『ペール・カストール文庫』の挿絵を担当することとなり、1931〜1940年の間に、全部で15冊の絵本に挿絵を描きました。

ビブリオポリ-パラン-私のお店を作りましょう

『私のお店を作りましょう』(1935)では、見開きの右のページに八百屋、肉屋、パン屋などのお店が描かれ、左のページには物の名前と四角い空欄が並んでいます。
最後のページには野菜、パン、バケツなどが描かれ、それぞれ切り離せるようになっており、物と名前を一致させて遊べるようになっています。

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