児童画の代表作として、『おもちゃ箱』(1913)、『ラ・フォンテーヌの寓話』(1922)、『ノアの箱舟』(1925)、『80ページ世界一周』(1927)等を挙げることができます。
エレは、『おもちゃ箱』と題する、おもちゃの人形を主人公とする絵付きのバレエ作品を創作しました。
親交のあった作曲家C.ドビュッシーにそれを見せたところ、彼はこれに強い感銘を受け、その絵本と台本に基づいたピアノ曲の作曲を早速開始、全曲を完成させた後、エレの挿絵を伴って1913年に出版されました。
『ノアの箱舟』 (1925)は、「鹿島茂コレクション フランス絵本の世界」の解説によれば、当初『変てこな動物たち』のタイトルで出版された後、『ノアの箱舟』のタイトルで表紙を変えて再出版されました。
アポリネールやフランシス・カルコたちから、キュビズムの先駆として高く評価されたそうです。
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