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ジークレーアートのビブリオポリ

ジャン・ド・ブリュノフ

『ぞうのババール』絵本シリーズの作家、ジャン・ド・ブリュノフ

ジャン・ド・ブリュノフとその作品について

ビブリオポリ-ブリュノフ

ジャン・ド・ブリュノフ (Jean de Brunhoff、1899-1937 )は、フランスの絵本作家です。
グランド・ショミエール芸術学校(Academie de la Grande Chaumiere)で学び、プロの画家を目指していましたが、ある日、息子が病気の時に、妻セシルが語って聞かせたゾウの活躍する物語がきっかけとなって、ババールのキャラクターを思い付き、『ゾウのババール』(1931年)を誕生させました。

ビブリオポリ-ブリュノフ-ゾウのババール

『ゾウのババール』は、家族と共に森で幸せに暮らしていたのに、ある日突然、最愛の母親がハンターにより殺されてしまいます。
ババールは、ジャングルから逃げ出してパリに辿り着き、老婦人と知り合いになります。
その老婦人には親切にしてもらい、平和に暮らしていましたが、そのうちに故郷を思い出し、望郷の念が募るようにになります。
やがて、従妹たちとの再会をきっかけに故郷に戻り、その森の王様になる、といった物語です。

ビブリオポリ-ブリュノフ-ゾウのババール

『ババールの新婚旅行』は、前作の『ゾウのババール』の続編にあたり、結婚したババールとセレストが、気球に乗って新婚旅行に出かけるところから始まります。
嵐に合って、見知らぬ島に漂着し、その島に住む土人と戦った後、船に救助されて島を抜け出したものの、サーカスに売り飛ばされてしまいます。
おばあさんとの再会を経て新婚旅行から戻ると、ゾウの王国は大変なことに。
ババールの講じた奇策によって、ゾウの王国に平和が取り戻される、といった物語です。

人間の日常生活を擬人化したゾウの生活に当てはめ、ユーモアとペーソス、ファンタジーと冒険に溢れたこの物語は、世界中の子供の心を掴み、ジャン・ド・ブリュノフは一躍人気挿絵画家となりました。
しかし、幸福な時間は長くは続きません。
1937年、ジャンは結核に侵され、37歳という若さでこの世を去ってしまいました。
彼の死後、息子のローランが『ババールシリーズ』を受け継ぎ、『ババールといたずらアルチュール』(1946)などの続編を次々と出版し、今日に至るまで世界中の人々を魅了し続けています。

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