M051 リュリの肖像画
これは、フランスのバロック期を代表する作曲家ジャン=バティスト・リュリ(Jean-Baptiste Lully,1632-1687年)の肖像画です。イタリア出身であったので、当初はジョヴァンニ・バッティスタ・ルッリ(Giovanni Battista Lulli)と称していましたが、1661年にフランス国籍を取得しフランス風の名前で呼ばれるようになりました。
この肖像画は帰化する前のものと思われますが、ルイ14世の宮廷楽長および寵臣として、フランス宮廷で権勢を振るっていた頃の面影がかいま見えるようです。