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ジークレーアートのビブリオポリ

ヒエロニムス・ボス

聖書に基づく寓話を絵にした作品を描いたボス

ヒエロニムス・ボスと『快楽の園』について

ビブリオポリ-ボス

ヒエロニムス・ボス(Hieronymus Bosch、1450-1516)は、ルネサンス期のネーデルラント(フランドル)の画家です。
ベルギー国境近くのス・ヘルトーヘンボスの画家一族のもとに生まれました。
生涯には不明な点が多いものの、父のもとで絵画の修行を行い、結婚後、街の「聖母マリア兄弟会」に所属しながら会の依頼で絵画の制作活動を行っていたと考えられています。

ビブリオポリ-ボス-快楽の

『快楽の園』は、ボスの作品群の中でも最も有名で、最も大がかりな作品です。
この作品は、向かって左のパネルに、キリストの姿をした神がアダムにイブを娶わせている「エデンの園」があり、右のパネルには「地獄」を描き、胴体が卵の殻になっている男、人間を丸呑みにしては、すぐ排泄してしまう怪鳥、その他何とも名づけようのない奇怪なイメージで満たされています。
中央の一番大きなパネルは「快楽の園」で、現世と考えられ、無数の裸の男女が様々な快楽に耽っている様が描かれていますが、単なる群像ではなく、一種異様な雰囲気であり、背景にはやはり奇妙な、生物とも無生物ともつかない物体が配置されています。
この絵の主題についてはさまざまな解釈があり、中央パネルが好色の罪を表し、その罪を犯した者が右パネルの地獄図で罰せられているとするのが、最も一般的な説です。

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